月刊つよりん(クリスマス特集号)

　◎ 山田ちゃんの今月の一言
　イヴの日に銭湯で叫ぶ
　『おなにーじゃねえよ、ま○こ洗ってるだけなんだよ！』

　◎ あんな店、こんな店
　　世紀末も近づき、いつもと違う雰囲気のクリスマス。恋人とのひとときは例
　年と違ってメルヘンチックでなく、暗黒系で行くのがトレンド。そこで、そん
　なイヴの夜にふさわしい魔界をコンセプトにしたすてきなお店を今回ご紹介し
　ます。
　・「ル・まおー」
　　埼玉県は久喜市にあるとっても魔界なレストラン。外観は１６世紀のヨーロ
　ッパ風で、店内には窓は一つもなく至る所に逆さにされた十字架が飾られてい
　るのが特徴。

　『装飾からメニューにいたるまで魔界の雰囲気を忠実に再現してみました。一
　人でも多くのお客様が暗黒に染まってくれればうれしいですね』
　と語る店長の本郷さん。なんでも本場の土星で若い頃修行したというから魔界
　に対するこだわりは徹底している。

　お勧めメニューはス＝モシュレル(黒鶏の生肉の女体盛り)。若い女体に盛られ
　た生肉は見るからにおいしそう。口いっぱいに広がる生血の粘着感はこの店な
　らではの逸品で、是非一度味わってみる価値在り。なお２４日の夜は完全予約
　制なのでご注意を。

　交通：ＪＲ宇都宮線、久喜駅下車(上野駅から約５０分)。駅を出て、不二屋の
　ぺこちゃんの方向に、徒歩５分。

　◎ 超連載教室　『サンタさん』
　　　　　　　　　第七話「サンタさん、マカロニ・ウエスタンを経験する」
 　                                                     作：つよし

　　こうしてチーマーに袋叩きにあった末、やっとのことでサンタさんはテキサ
　ス州にたどり着くことができました。この街はあばずれものがいる街で有名で
　す。さすがのサンタさんもこの街でプレゼントを配るのには勇気が入りましが、
　これもお仕事です。すべては子供たちのため。まずはのどが渇いたので、近く
　の酒場でのどを潤すことにしました。そこは西部劇に出てきそうな古風な店で
　した。

　ぎぃ〜〜

　鈍い音のする木のドアを開けると、カウボーイハットをかぶり、見るからに柄
　の悪い連中がたむろしていました。ドアを開けたとたん、彼らは一斉にサンタ
　さんの方を振り向きました。その矢のような視線にびびってしまったサンタさ
　んでしたが、勇気を振り絞って彼らの中を進んで、カウンターに腰を下ろしま
　した。
　『ご注文は？』
　カウンターの男性が訝しげな表情で聞くと、サンタさんはおどおどしながら言
　いました。『ミ、ミルクお願いします……』
　それを聞いて、客の中で一番怖そうな人がいいました。
　『おい野郎ども聞いたかい、ミルクだってよ！』
　『わ〜はっはっはっは〜！』
　他の客は一斉に大笑いしました。

　　悔しいですが、仕事中はアルコール禁止のサンタさん。彼ら笑いをしかとす
　るように賢明に努めました。するとその態度にむかついたのか、その一番怖そ
　うな人が寄ってきて、威圧するように力を込めて肩をたたきました。
　『おい！ここはボウズのような子供が来る店じゃないんだ。とっとと帰ってマ
　マのおっぱいでもしゃぶってな』
　サンタさんは言い返しました。
　『わしは子供じゃない。サンタじゃ！』
　男は呆れたようにみんなの方を振り向いて叫びました。
　『おい！こいつサンタだってよ』
　『わ〜はっはっはっは〜！』
　またしても、他の客は大笑いしました。男は顔をすぐそばまで近づけて言いま
　した。
　『おい、小僧。悪いことはいわねえ。有り金於いてとっととここを出て行きな』
　でもサンタさんにも意地があります。
　『いやじゃ。わしはここにいる』
　『サンタ。いきがるのものいいが、命は大切にするもんだぜ。だまって俺の言
　うこと聞いた方が長生きできるってもんだぜ。さもないと……』
　身の程知らずのサンタさんは、昔見たジョン・ウェインの映画のような台詞を
　つい口走ってしまいました。
　『さもないと……どうするってんだ。まさかそのなまくらな腕で銃を抜こうっ
　ていうんじゃないだろうな』
　そんなこと言われて無法者は面白いはずはありません。
　『なまくらな腕だって？おもしれえ、俺の腕がなまくらかどうか試してやろう
　じゃないか。さあ、銃を抜いてみろ。おまえが引き金を引く前に、からだにた
　くさん風穴を開けてやるぜ』

　さあ、偉そうなことを入って公開してしまったサンタさん。この現状をどう打
　開するのか。

　                                                              つづく
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　先生方の批評：
　・西山(兄)
　久々のつよしの作品だが、小説に置いて最も重要な書き出しとオチの部分が思
　いつかず、連載形式でごまかすという相変わらずの怠慢ぶり。しかも強引にサ
　ンタクロースを主人公にし、クリスマスっぽくしようという恐ろしいほど安易
　な発想。酔った勢いだけでかくからこうなるんだよ。
　いっぺん酷評してもらえ、このバカ！

　・後藤
　この男は推敲という言葉を知らないのか？文章を見直した形跡がまったく見受
　けられない。"言って後悔してしまった"を"入って公開してしまった"と誤記す
　るなど全く持って恥ずかしい限りである。もっともこいつは小学校の時、「特
　色」という言葉を知らなくて、社会科のドリルでの「＊＊地方の農業の特色を
　書け」という問に「赤、黒、緑」と解答するような最低の国語力の持ち主であ
　る。推敲しても無駄というものか……おまえは海へ帰れ、タコ野郎！

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　2Pに続く(やる気があれば)
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