ラモーンズのファーストとセカンドをカップリングし、さらにデモとライブを追加したもの。
いやぁ、これはほんとにパンクだ。っていうか、マルコム・マクラーレンはやっぱりすごいんじゃないかって思った。もちろんラモーンズがだめ、ってことじゃない。ただ、ピストルズのプロデュースのされ方というのは実にうまいのではないかと。バカ系のラブソングは歌詞が英語でも聴いてると恥ずかしくなっちゃうっていうか。
あと、デモテープの演奏ではなぜかベースがライン直結みたいな音で入っていて（実際そうなのかも）、それはいいんだけど微妙にタメの入ったノリがちょっとレゲエ入ってるかも。
悪口みたいになってしまったけどそういうことじゃない。つまりある種の洗練を経ていない（ただし別種の「洗練」はあると思うけど）点に置いてまさにパンクなのだと。特にファーストは形式が確立されていないぶん、それが顕著だ。
しかし適度に歪ませたパンク系リズムギターってやっぱり好き。あの音だけでＯＫみたいな。