Pink FloydPの1stアルバム。であるにもかかわらずボックスセットには収録されなかったといういわく付きの作品。その理由は聴いてみればすぐにわかることだが、他の作品とあまりに違いすぎるのだ。後にRoger Watersが語っているように、1stはSyd Ballett以外のメンバーは誰でもよかった、というくらいSyd色の強い作品で、というよりもほとんどSydのソロアルバムである（実際、後に出されたSydのソロアルバムとはよく似ている）。
よくサイケデリックなよくサイということで語られたりするが、むしろSydの個性が炸裂しているといったほうが適切かもしれない（確かにサイケではあるが。一曲目の"Astronomy domine"での「ペインテッド・サウンド」を聴け）。Sydはこのアルバムを出した翌年バンドを去っているが（精神的に参っていたらしい）、後々までその個性が残されたメンバーに深い傷跡を残すことになる。
シド・バレット在籍時のフロイドの音源。映画か何かのために録音したものらしくて、確か同じものを持っていたような気もしたのだが、これにはＣＤロムがついていて、ムービーファイルをパソコンで見ることができるのだ。
画面は小さいけど、動くシド・バレットを見ることができるのは感激だ！！当たり前だけど、みんな若くて、アンダーグラウンドで、へえ、こんな感じだったんだって。でもライヴ映像だけじゃなくて最初のほうには６０年代的な映像があったりして、それがちょっとだけ気恥ずかしいけど。演奏しているのは「Interstellar Overdrive」。
ＣＤロムにはほかにもミック・ジャガーなどのインタビューが収録されているが、輸入版なので字幕も吹き替えもないので何言ってるかはぜんぜんわからない。