performing arts, films & movies 200201
「富江」の三作目（ほかにビデオ作品もあるらしいけど）。完成度という点ではシリーズ？の中では最高だろう。でも昨日他の人と話したら、その人は２作目がよかったという。で、私がいちばん好きなのは完成度という点では最低の菅野美穂の「富江」だったりするのだが。
でも、主役の男の子はこの「富江」がいちばん好みかな。いちばん可愛いのは最初に富江を殺す画家？の男の子だったけど。
本作でいちばん素晴らしいのは、多少ネタバレするけど夜中に母と息子で富江を解体し、生ゴミとして捨てに行くところ。あの場面は掛け値なしに素晴らしいと思った。マザコンという言葉で括られる以上のものを醸し出してたから。いくら素晴らしいと言っても言い足りないくらい。
あんまりそんなことを思う人はいないかもしれないけど。
これはまだ原作を読んだことないので、それとの比較はできない。
できは、まあ水準を行っているのではないかと。でもちょっとあっさりしすぎかも。びっくりする箇所はいくつもあるんだけど、ねっとりした怖さみたいなものが希薄すぎるかなと。原作は知らないけど兄と妹はほとんど近親相姦の関係にあるのだろうけど、それがなんとなくねっとりさに結びつかなかったり。
音とか映像とかはよいのかもしれないけど、演出みたいな部分がちょっと物足りないかも。