一週間サボってしまった。他の文章を書いていたらこっちにエネルギーがまわらなくなってしまったのかもしれない。
この二週間何があったのだろう？思いつくままに書いてみよう。
ＤＶＤプレーヤーを買った。最初はＰＳ２を買おうとしていたのだが、ゲームに欲しいのがなかったこともあってＤＶＤ専用機を買った。
いちばん低いグレードのものだけど、私にはじゅうぶんだ。ビデオよりもきれいに映るし。
でも、今のところ見るものがあまりない。椎名林檎くらい。ＤＶＤで見たい映画っていうと『映画史』くらいしか思い浮かばないし。まあそのうちいろいろ欲しいタイトルも出てくるだろう。
ある通りの行きつく先に沈む夕日を見た。とてもきれいだった。夏もそろそろ終わりかなって色彩。
別の日にはバスターミナルの向こうに広がる美しい夕焼けを見た。空だけはもう秋、という感じ。
夏中飲んでいた「なっちゃん」だが、ハズレしか見ることがなかった。そろそろ当たってくれないものだろうか。
いろいろな人と会っていろいろしゃべる。やっぱりおしゃべりはいい。気の合う人となら、それこそ何時間でも話しつづけることができるし。
たくさんおしゃべりすると脳が活性化されるのかもしれない。そのあとなかなか書けなかった小説をたくさん書くことができたから。
身の回りのいろいろなものをたくさん捨てる。別に本に影響されたわけじゃなくて、必要に迫られてなのだけど。
昔研究者になろうとしていたころの論文のコピーがたくさん出てきた。気持ち的になかなか捨てられないのもあるけど、半分くらいは処分することができた。会費滞納で学会も除名されたような気がするので、論文を手元に置いておいてもまったくの無駄だと思うのだけど、なかなか捨てられない。
でも、あのころ考えてたアイディアなんて、今になってみるとほんとうにつまらないことばかりだ。だからメモ書きみたいなものは全部捨てることにした。
とりあえずこんなところかな。
ヒステリー状態。まあそんなこともあるさ。
家の片付け。今日はとりあえず押し入れのひとつを。押入れの中には大量の不要物が堆積している。さながら家族の地層といったところか。上のほうからどんどん取り除けてごみ袋に放りこむ。使っていないビニール袋が大量に出てくる。でももったいないなんて言ってたら永久に片付かないのでどんどん捨てる。
堆積したものを取り除けて行くうちに、かつて押入れの中を整理しようとした遺跡が発見された。それは紙の箱で、そのなかにビニールの袋やガムテープなんかを収納しようとしたらしい。そういえば母親がそんなことをしていたかもしれない。でもそれは私が病気で廃人になるよりも前のことかもしれなくて、だとすれば押入れの中の堆積の原因は私が作ったのかもしれない。確かに母親は整理整頓がおそろしく下手で（それは間違いなく私にも遺伝している）、でもそれにしても堆積の状態がひどすぎるのは私が廃人になって以後家の中に病人が絶えなかったことも関係しているのかもしれないと思うと、ちょっと胸が痛む。
ケロヨンのサイン、なんてものが出てきた。そういえばケロヨンを見に行ったことがあったっけ。ケロヨンは今も元気なんだろうか？
あと、私を含めた母親の子供たちが子供の頃に書いた絵や学校のテストやその他諸々の入った袋がいくつか。こういうのは私には捨てられないよ。もし母親が元気だったら、私がしているみたいに押入れを掃除しながらそれを見つけて、ひとつひとつ手に取っては懐かしむのかもしれない。
それから、書道師範だった母親の書道関係用品。半紙がずいぶんたくさん出てきた。筆はとても高いので比較的安い半紙を集めていたのだ。今はどうだか知らないが、少し昔、中国製の半紙は安くてちょっと癖はあるけどなかなか面白いものが多くて、それを中心に集めていたのだ。でもどこかに出展する時には国産の半紙を使うことのほうが多かったけど。
そういえば新しい筆を買って欲しいと思って何かの機会にお金を上げたことがあったけど、まだまだ使えると古い筆をずっと使っていたのだった。新しい筆は買ったのだっけ？安い中国製の筆のセットは出てきたけど。
やっぱり半紙もなかなか捨てられない。
そういうわけで、押入れの整理なんかをしているとどうして私ばっかりが自分の心を傷つけるような作業をしなければならないの？って気分になる。そして仕舞いにはヒステリーに。それから少しいじけてみる。どうして神様は私ばかりに試練を次々に与えるのだろうか？とかね。バカバカしいけどさ。
プリンタの調子が悪い。ひどく目詰まりしているらしい。困ったものだ。どうしよう。もっとクリーニングしてみるしかないかも。
このまま死んじゃえばいいのにって思ったりもするんだけど、そういう時に限って思いつく言葉は「人生は楽しい」。これってなんなの？
夢。
その１。友人から猫を預かって欲しいと頼まれる。
その２。お湯を注ぐとティーバッグが破れて、カップの中が茶葉でいっぱいになる。
左手の親指が少し痛い。理由はわかっているけど内緒。
連休は天気が悪くてほとんどの時間を家の中で過ごした。そして本を読んだり、ときどきオリンピックを見たりしていた。
村上龍はなんかかわいい。
なっちゃんのハッピーバケツとは縁がなかったみたいだ。悲しい。
でも着ぐるみキョロちゃんを手に入れた。手に入れたのはリスの着ぐるみだった。
高橋源一郎が明治文学全集だかの二葉亭四迷の巻の解説を書いていた。
源ちゃんって二葉亭となんか似てるよね。
そういえば白水社からはカフカ小説全集が出るのだった。ちょっと欲しい。
今日はよい知らせも悪い知らせもあった。
でもなあ、肺炎で死んだ義理の娘を骨格標本にするってのはちょっと川端入ってないかい？
そいえば新聞に連載されている源ちゃんの小説は、やっぱりやっぱりいいなあ。文学的にっていうよりも、個人的に。でも評論家じゃないからそれでよいのだ。評論家がそれじゃあ困るけど。