暑い日々が続いている。でも晴れた日は忙しかったり暇な日は天気が悪かったりしてなかなか洗濯ができない。今日などは暇で天気のよい日だったが洗濯物がたまりすぎて乾かす場所がないので洗濯できる量には自ずと限りがあるのだった。
桑の実ジャムは、少し甘すぎるけど香りがよくておいしい。露地ものは太陽の味がするというか。
ぼーっとしていた割には本を読んでいるかもしれない。なぜか『差異と反復』を取り出して読んだりもしている。読んでいると脳がオーバーヒートしてくるが、脳の使いかたがすっかり定型化していて、それ以外の使い方をするとニューロンの接続が変わるからかもしれない、なんて。
やっぱり、おいしいものを食べるっていうことは幸せなことかもしれない。
今日はあんまり書くことがないな。
夕方、虹が見えた。虹が見えると、嬉しい。それが好ましい天気と結びついていようといまいと。
スティーリー・ダンの『うそつきケイティ』を買った。とてもすきなアルバム。すでに持っていたがリマスターして音がよくなったということなので。『エイジャ』のときみたいに大きく印象が変わったというほどでもなかったが。
無気力状態。外部からの働きかけがなければ、永久に外に出ないで過ごしそうな感覚。それはそれでよい。家の中と外がめちゃくちゃになることを除外すれば。
Illstratorが9.0になるらしい。ウェブ構築向きの機能が盛りこまれるようなので、どうしようかと思っている。バージョンアップだけでも２万５千円くらいするようだ。
それが仕事でもないのに一日中パソコンの前に座って過ごし、しかもそれが満足できる結果をもたらさなかったとき、ひどくげんなりさせられる。こんなことなら本でも読んでいればよかった、とか。
君に到達するのはまだまだ先のことのようだ、アルベルティーヌ。
ハドソン湾が巨大な氷塊から開放されて間もなくあのあたりにはいくつか隕石が落下したようで、二十万分の一程度の地形図を見ればその痕跡を目の当たりにすることができる。その痕跡、すなわちクレーターのひとつには、ドイツにおけるそれのように町が作られている。
というような事実はない。だがそういう夢を見た。多色刷りの美しい地図帳を捲っていてそれを見つけた。イタリックの文字がそういったクレーターの周囲に印刷されていて、でもそれを読むことはできなかった。
そもそもの発端は、わたしの宿泊している部屋にドイツ人の鋳物職人がやってきて、それと同時に鋳物職人を恐れている青年がローラースケートを履いて逃走した。鋳物職人は仕事場にわたしを連れて行き、洗面器のような金属製の容器の中に溶けた青銅を注ぎ、それを無造作に抱え込み、型に流し込んだ。
そしてわたしはハドソン湾の周囲の地形図をみていて、その地図帳は一種の年表でもあり、ドイツ人の鋳物職人のこともそこに記載されていたのである。キッチンでは母親が夕食の準備をしていて、ときどき地図帳を覗き込みに来る。母親も美しい地図帳は好きなのだ。
でもその地図帳にはわたしたちの不吉な未来も書き込まれていて、目を覚ましたときわたしがその未来にいることに気付かずに、家の中に母親やほかの家族もまだ眠っているようにしか思えなかった。
書物の「流通」について考える。のか？本はそれ自体を物語に梱包してやらないと売れないのか？
一昨日ニラを食べ過ぎて昨日は終日ニラ臭かった。最初それが何のにおいなのかわからなくて、「いったいわたしの体臭はどうしてこんなことになってしまったのだろうか」と悲嘆したほど酷かった。あるいは今日もまだ臭かったかもしれない。そもそもの発端は間違ってニラを二束も買ってしまったということであって、それをなんとか消費してしまわねば、という努力がこのような結果を生んだのであった。しかもまだ一束冷蔵庫に眠っているのである。もったいないけど全部食べないかもしれない。
夢の内容を言葉に置きかえるということは三次元を二次元に置き換えることと似ている。
税金を一気に払ったらかなりの額になってしまい、経済的に困窮（というと大げさだが）。
ＣＤの整理のついでにタイトル数（シングルを（マキシも）除外）を数えたら４７０枚くらいだった。こないだ人に５００枚くらいだと言ったのだが、少し足りなかった。
玄関回りだけ雑草を抜いた。疲れた。
ヒューレット・パッカード社の社長兼最高責任者という人がテレビでインタビューを受けていた。性別によってある人の能力を決定してしまうようなやり方は贅沢であってそういうやり方では生き残っていけないということを言っていたが、その通りだろうと思うし、ぜひともそうあって欲しいと思う。たとえば性別と関係のない局面というのが世の中にはたくさんあって、多くのビジネスの現場は実際そうなのではないかと思うからだ。
ある個人が何をできるか、ということのほうを重視されている、ということだった。
見ていてとても元気付けられた。企業のトップ、というような人のインタビューでそうなるというのは、私としてはとても珍しいことだ。
久しぶりに自転車に乗ったらすっかりタイヤの空気が抜けていた。バルブが特殊な形状をしているので普通の空気入れでは空気を入れられない。どうしよう。
一心に包丁を研いでいるうちに手まで研いでしまったらしく砥石が朱に染まった。
刃先は長年のステンレス包丁研ぎ器の使用によりすっかり鈍角になってしまっているらしく、いくら研いでも刃先が鋭角になってこない。もう少し研がないとだめそうだ。
ゴダールの『映画史』。やっと後半を見に行った。最後の言葉。ＪＬＧとＪＬＢ。中断される音楽だけが必要な音楽。テキストによる映画の批評というのは成立し得るのか？テキストによる音楽の批評というのは成立し得るのか？タイプライターが「音楽」に持ち込まれたということは？。日本製電動タイプライターのディレイ（遅延）──書きこみから打ち出されるまでの意識され得るディレイ。ナレーションに掛けられたディレイ（ダブリング）。シャルル・ペギー。イレーヌ。唾棄すべき「我々」。
『映画史』の翌日寝坊した。気付いたときには目覚ましはか細い声で何事かをささやいていた。メッセージは「そろそろ起きないとまずいのでは？」どうしたんだ？私の目覚まし時計！
二人の小学生の会話。
「○○××（ある衆院選候補者の名前）でございます」
「○○××でございます」
「いるよね、ほんとに」
投票に行った。