暑い。だめだ(´ー`) 。
昼日中、まったく日陰のない道路を歩いたのだが、どこかおかしくなりそうだった。いや、すでにおかしくなっているのだ。暑さの所為で記憶が消去されてしまっていたことに、夕べ、なかば強制的に気付かされてしまったのだった。さながら、フライパンの上のエスカルゴ、といったところか。
そんなこともあってか、昼食はざるうどんにしたのだが、どうも、カロリーが少なすぎたかもしれない。もっと、食べなきゃならん、と思って、夕食はインチキ中華風野菜炒めにドウバンジャン（変換されない。どんな字だっけ？）をたっぷりきかせてみた。それから、ビールを飲んだのだけど、あんまりおいしく感じなかった。暑いとおいしくないのか、それとも私が半ば壊れているからなのか。まあ、いずれにしてもビールがおいしくない、というのはとても哀しい。こんなときはよく冷えた辛口の白ワインが飲みたいところだが、残念ながら冷蔵庫に入っているのは甘口のドイツワインで、こいつは瓶の色が真っ青で美しいのだけど、ほんとうのところ、まだ飲んでいないので甘口かどうかよくわからないのだけど、ライン川流域のワイン（いや、モーゼル川かもしれないんだけど）は大抵甘口だ。で、ジャガイモとかステーキには素晴らしく合うのだけど、白身魚とはあんまり相性がよくないような気がする。で、こういうワインはこういう暑い日に飲むものではない、なんて勝手に思っているのだけど、どうせ飲むのは私なのだからそれでいいのだ。
たぶん、また痩せたんじゃないのかなあ。いやだ。
梅雨も明けていないというのに、夏ばて(´ー`) 。昼にうどんなんか食べていては駄目なのかもしれない。とにかく、体重計に乗ったら、レッドゾーンに入っていた。それ以上体重が減ると、著しく体力が減退するのだ。どうも、家でごろごろしていると（いや、ごろごろしていたというわけでもないのだが）、かえって痩せるのは、どういうわけなのだろうか。
それから、５月以来こつこつと作ってきたニフティ上のプライベート･ホームページを公開に設定した。
もしよろしければいらしてください(^_^)。ＵＲＬは、
http://******.*****.**.**/******/
です。
どうしてこう、暑い日が続くのだろうか。ばてばてである。エアコンをがんがんかけて地球に厳しい奴になることにする。でも、夜も暑いせいかあんまりよく眠れない。したがって、悪夢なんかもたくさん見るのであります。楽しいよん(^_^;)。
にしても、天気予報では午後の降水確率は１０％と報じていたように思うのだが、通り雨とはいえ、ざあざあと音を立てて雨が降った。まあ、１０％の確率だから、雨が降ったってはずれじゃないさ。でもねえ。
最近、朝政見放送なんかをやっていたりするが、なんか、凄い。ある意味ではとても面白いかもしれない。気分的余裕がある人にはお薦め。
涼しくてよい一日。でも、身体が弛緩して何もする気がしなかった。玄関前の草取りをしたくらい。それから選挙にも行った。
開票速報を見ていたら、東京選挙区の定員４人のうち３人までがあっというまに決まってしまっていた。しかも３人とも非自民(笑)。残り１議席は自民だろうか。
終日、微熱下がらず。頭痛。夕方、喀血。一日の大半を読書をして過ごす。
夜になって、味噌汁を作っているとき、電話が鳴った。Ｍという人からだった。東京から数百キロ離れた地からの電話だった。Ｍという人とひととおりの挨拶をしたところで、Ｐという人が電話に出た。しばらくぶり、などと言いながら、腹の探りあいをする。
電話を切ったら、味噌汁はすっかり冷めていた。
食後しばらくして風呂を沸かし始めたとき、もう一度電話がかかってきた。もちろん同じ相手からだ。ふたたびＰという人といろいろ話をする、というか罵倒し合う。最後には「覚えてろ」「殺す」という殺伐とした会話となる。
電話を切って風呂場に行くと、湯が煮えたぎっていた。
いつの日か、Ｐという人を倒す、と心に誓う。
今日は誕生日。でも、壊れてた。新聞と郵便を取りに出た以外は、ずっと家の中にいた。誰も訪ねてこなかったので、誰とも会わなかった。寂しい誕生日。でも、子供の頃から誕生日というのはいつも物悲しいものだったので、今日の状況がとくに悲惨、というわけでもない。
夕方、きょうだいから電話。一応誕生日を祝ってくれた。これだけでも、ずいぶん幸せなことに違いない。ある意味では、子供の頃よりも幸せであるといえるかもしれない。電話で、十歳は若返りたくないけど、五歳くらい若返りたいと話す。たぶん、五年後も同じようなことを考えるのだろう。若返りたいとは思うけど、５年前に戻りたいとは思わない。
元気になったら、お気に入りのケーキを買ってきて食べることにしよう。
元気になったかな、と思ったら、まだ駄目だった(x_x)。いつも通りに行動したら、冷や汗は出るし目は回るで、どーしよーもなかった。
体調を崩してから、本を読んでばかりいるのだけど、なんか、読むのがすごく遅い。まあ、いいんだけど、別に。急ぐわけではなし。
で、昨日だったかおとといだったかに太宰の「如是我聞」を読んだ。子供が泣きながらわけもわからずに腕をぶんぶん振り回している、という印象。と書くとなんだか写生文みたいだけど、そうじゃない。
太宰や芥川は、老人になるまで生きて、書いて欲しかったと思う。
近所のスーパーの鮮魚売り場には刺し身ばかり置いてある。体調が悪いので生物は食べたくないので、どうも不便。
つよしさんのホームページの日記は面白い(^_^;)。と思う。ただし、新しい日記がアップされてしまうと古い日記は消されてしまうので、まめにチェックする必要がある。そのつよしさんであるが、杉並区から世田谷区に引っ越したそうだ。トルストイに心酔した盧花の研究に没頭するためか？
ようやく体調も上向き。買い物に行き、本もケーキも買わずにＣＤを買ってしまった。この頃ＣＤは買い過ぎ。買ったけど聴いてない、というのも何枚かある。でもまあ、それはつまりハズレのＣＤなのかもしれない。
今日買ったのは、ジュリアナ・ハットフィールドの新譜とニック･ドレイクの「ピンク･ムーン」。思いがけないといえばそうだけど、当然といえば当然の組み合わせ。どんな組み合わせだって、必ず納得の行く何かがあるはずだ。
あの可愛かったジュリアナ・ハットフィールドももう三十一歳。月日の経つのは早いものだ。ジャケットの写真を見ると、やっぱり三十代だよな、って感じ。解説には少女性とかとんとんとかなんとか書いてあったけど、そうじゃなくって、こういう三十代っていうのが、たぶん存在する、はずだ。たしかにそういうのは少女性の特徴なのかもしれないけど、それは青春とかそういうのを乗り越えた（あるいは迂回した）ところにあるもので、いわば演歌とは犬猿の仲にあるベクトル、って正しい言葉の使い方ではありませんが、比喩なのでお許し願いたい。
ニック･ドレイクのほうは、「伝説」とかが独り歩きしちゃってるのかな？って解説を読んだら思ったりとかしちゃったんだけど、タイトル曲を聴いたら鳥肌ものだった。なんか文の接続がめちゃくちゃだ。
この人の場合、青春とかなんとかを突き詰めて彼岸に達してしまった、という印象がある。でも、青春とはいっても、最初から青臭くも汗臭くもないものだったんじゃないかって気がする。そしてそういう青春だって、確かに存在する、はずだ。それも演歌とは異なるベクトルを持っているはずだ。
美しいとか、繊細、っていうのは、確かにその通りだけど、それよりも、倫理的なんだろうな、と思う。そう、ジュリアナ･ハットフィールドもきわめて倫理的なのだ（いわゆる道徳的、という意味での倫理ではないです）。
今日、ようやくケーキを買ってきて食べた(^_^)。以前から買おうと思っていたケーキの売り場には人だかりがしていたのでなんとなく敬遠してしまった。それに、暑いせいかフルーツの乗ったケーキが食べたかったということもある。というわけで、フルーツいっぱいのタルトを買ってきたのだった。
すごくおいしかった(^_^)。
でも、紅茶がティーバッグなのは情けない。また、きちんと紅茶を入れて飲むようにしたいものだ。
夕方外を歩いていたら、西の空に積乱雲が見えた。バックになる雲がかなり暗いグレーだったので、積乱雲そのものは妙に白っぽく見えた。西の空に夕方見える積乱雲は、うつくしくて、とても好きです。
でも、あの雲は梅雨前線と関係があるのかな？
昔、友達のひとりが積乱雲を眺めながら、「飛行機であの中に突っ込んでみたい」といっていた。私はそんなことはしたくない、と答えた。
今日の夕方の私は、西の空の積乱雲の向こう側に行ってみたい、と思った。それは、かつてある場所から西のほうに連なる山並みを眺めて、その向こうに行ってみたいと思ったことと関係があるかもしれない。どちらも、物理的距離とか、その向こうに実際に何があるか、ということとはぜんぜん別の問題だ。もちろん、西方浄土とも関係がない。雲も、連なる山並みも、たんなる目標に過ぎない。
結局、こういうことを考えたりするのも、すべては合わせ鏡のなかの自分を眺めることなのかなと思う。気がつかないうちに、閉じ込められる。いや、閉じこもってしまう。
現実に、雲のあるところまで行ってみたり、山を越えたりしてみる必要があるのかもしれない。
今日の夕食には奮発して鰻を食べた。スーパーで売ってるやつを火で焙って鰻丼にしたのだった。
でもなあ、なんかいまいちだった。ちょっと悲しかった。
梅雨はまだ明けないみたいだ。暑くないのはいいのだけど、湿度が高くてかなわないなと思う。まいまいなのに。
来週になったらwindows98を買おうかと思う。人柱の心意気！
暑かったけど、部屋の整理をした。今日はとりあえず書架まわりに限定。これまで書架の一部を占拠していた、論文のコピーをファイルしたものや学術誌を追い出して、最近増殖し始めた蔵書を代わりに収める。収めてみるとハードカバーの本というのはそんなにない。むしろ大部を占めるのは文庫本だった。しかし、今日の時点では文庫本を収納するだけのスペースを捻出できなかった。仕方がないので書架の前に積み上げる。しかしそのおかげで書架の下半分は死んでしまうのであった。もっと根本的な見直しが必要かもしれない。古い文芸誌は捨ててしまうつもり。パソコン雑誌は当分買わないことにしよう。
あと、庭を何とかしないとならないのだけど、この天気だとどうにもならない。露に濡れた草というのはどうにも始末に追えないものだから。
居間で毛虫の類を二匹も発見。侵入経路を明らかにしなければなるまい。とにかく、連中に隙を見せないためにも草刈りをしたいのだが。
夕べ突然寺山修司の舞台を見に行った。「アダムとイヴ、私の犯罪学」というもので、初期の作品らしい。
場所は新宿。とても小さな劇場で、しかも地下。狭くて暑いのが少しきつかった。
舞台は、闇の中からの打撃音で始まる。それはなかなかショッキングだった。生の打撃音が舞台のほうから轟いてくる。小さな劇場ゆえ闇は舞台と客席を一体化し、そのため打撃音はほとんど暴力として作用する。あるいは暴力の予感として作用する。
しかし照明がついたとたんに、それはまったく別な形を取る。ベッドに座りリンゴを食べる女、そして釘を打ち付ける男の姿がすぐに明らかになる。
女はイヴ、釘を打ち付ける男はアベル（とは一度も呼ばれないが）、それからアダムが登場する。
場所は、ソープランド（かつて呼ばれていた名前が使われていた）の上の湿った部屋。もちろん、後にカインも登場する。
リンゴはもちろん、あのリンゴと呼応している。しかし、それだけではない。リンゴは舞台の最初から最後まで、ありとあらゆる形で現れる。たとえば食べ物としてのリンゴであり、何かよくないことを引き起こす呪われた果実であり、商品であり、客席に投げられるものである。
カイン（とは一度も呼ばれないが。この一家は、北海道から東京に出てきたのだが、それは「カイン」の家出に家族が揃って付いてきたのである）は、家族から離れてまだ見ぬ誰かに会いたいと思っている。そこから出て行きたいと思っている。
しかし同時にその部屋から黙って出ていけない。
後半、「アダム」と「アベル」は死ぬ。そして「カイン」と「イヴ」が残される。「アダム」が生命保険に入っていたので、イヴは高価な下着とリンゴと豪華な（？）食事を手に入れる。もちろん、「カイン」と「イヴ」との関係はかなり微妙なものになる。
そして最後には「カイン」がひとりで残される。ここで問われるのは「家族」だろう。性−家族そして聖−家族。
そういったものが、肉声、あるいは生身の肉体として目の前に「展開」されるのは、客席にいるものとしても、かなりの緊張を伴う。それは考えていた以上にテレビ･ビデオ･映画とは異質なものであった（もちろんどちらが優れているか、ということではなくて、たんに異質であるということ）。
機会があれば、また舞台を見に行きたいと思った。