指を切ってしまった。包丁でざっくりと。それほど深手ではなかったが、後から後からにじみ出す程度には出血した。少しは痛かった。
応急手当をしようとしたら、薬もガーゼも絆創膏も古いものばかりで閉口した。
カボチャのたたりだろうか？カボチャを切るときはいつも注意していたのに。それに、包丁でこれほどの傷を負ったのは初めてのことだ。心身ともに疲弊しているのだろうか？
仕方がないので、カボチャは大きいまま煮て食べた。調理するはずだった鶏肉は冷凍室へ。鶏肉のかわりにハムを焼いて食べた。味噌汁の具は春菊だけ。
左手の人差し指をけがしたら、キーボードも打ちにくい。右手の人差し指と左手の中指が代りを務める。
明日になったら癒るだろうか？
夕べの台風はうるさかった。おかげでよく眠れなかった。
人差し指の傷はまだ治らない。野菜を切るのがやりにくいのでメニューが限定されるのが悲しい。
冷蔵庫の中の人参が凍っていた。そんなに詰め込んではいないつもりなのに。
加茂茄子が食べたい。栄○郎の「すいか饅頭」が食べたい。
夕べ帰ると家の中に猫が封印されていた。
我が家はときどき猫の不法侵入を受ける。侵入する猫はいつも同じで、近所の顔見知りだ。手口もいつも同じで、網戸を爪で引っ掛けて開けて侵入するのだ。過去にそいつに開けられた網戸はみな固定して開かなくしてあったのだが、昨日の昼間不自然に１５ｃｍくらい開いていた網戸は未だかつて侵入を受けたこともなく、しかも侵入は困難である場所なので、たぶん私が自分で開けたのだろうと判断したのだが、一応やつの仕業ということも疑って室内をひととおり見回したが、どこに怪しい姿はみられなかった。そこでたとえやつが侵入していたとしてもすでに逃走したものと考えて家中の戸締まりをして出掛けたのだった。
帰ってきたのは出掛けてから６時間半後だった。明かりを付け、風呂を沸かし、ニフティに接続しログを落し、それを読んでいると、すぐ近くで猫の鳴き声がする。屋根の上にでもいるのだろうくらいにしか思っていなかったのだが、廊下に出るとなんとそこにやつがいた。私はとても驚いた。声を掛けるといつもは逃げないやつが家中を逃げ回る。カーテンの影に隠れたところをようやく捕まえると、いつになく恨めしそうな顔をする。「お前が悪いんだぞ」そう言い聞かせてから外へ出してやった。でもまた懲りずに侵入するんだろうな。
矢野顕子の「ひとつだけ（新録）」を聴いた。
さびのところへ来ると、鳥肌が立つ。そして泣けてしまう、情けないことに。
＊＊＊＊＊＊に書けなかった曲。
「サッちゃん」もよい。