腐定期雑誌『台湾つよりん』

　                                                                 |
　　　              　「もしかして一年ぶりか？」                   |借
　                  注：プロポーショナルフォントで読まないこと     |り
　                                                                 |て
　                     □　企画：小説作法　□                      |い
　                                                                 |た
　セクハラについていろいろと取りざたされていますが、小説における表 |パ
　現においても留意すべきであるというのが最近の風潮となっています。 |ソ
　そこで今回は、セクハラ表現と思われる表現を特集してみました。     |コ
　                                                                 |ン
　                                                                 |を
　まずはこの部分です。                                             |返
　                                                                 |さ
　    美砂は河本部長に連れられて店の前まで来た。仕事で来たとは言え |な
　    このような店に連れてこられた事に美砂は一抹の不安を覚えた。傘 |け
　    を畳むと大量の水滴が床に落ちた。はじける音は心の奥底まで過敏 |れ
　    に響く。美砂は入り口に置かれてあるビニールの傘袋をとると、こ |ば
　    れ以上水滴をこぼさないように先の方から丁寧に被せた。その仕種 |な
　    を見た河本はこれ以上妄想を押さることが出来なくなった。       |ら
　    『美砂君、手慣れたものだね。さっきの彼にもベッドでそんなふう |な
　    に被せてあげるのかね』                                       |く
　                                             (「原爆部長」より)  |な
　                                                                 |っ
　微妙なところですが、よく読むとやはりセクハラです。               |た
　                                                                 |つ
　その２：                                                         |よ
　    大野は相変わらず客とご機嫌に話していた。時折下品な笑いすら交 |し
　    えて。そして再び佳代子を呼んだ。むっとした佳代子。しかしで大 |先
　    事なお客がいる手前がある。なんとか笑顔を繕い、課長席に向かっ |生
　    た。                                                         |。
　                                                                 |通
　    大野は佳代子の全身を嘗め回すように見ている。                 |信
　    『なんでしょうか？』                                         |不
　    大野は先ほどと同じような横柄な口調で言った。                 |能
　    『すまんが、ま○こみせてくれ』                               |で
　                                  (「どすこいＯＬ殺人事件」より) |つ
　                                                                 |い
　これはセクハラですね。読後、不快感をもたらします。               |に
　                                                                 |廃
　                                                                 |刊
　    忘年会はますます盛り上がり、とても中座できる雰囲気ではなかっ |か
　    た。約束の時間までもう15分しかない。高篠は顰蹙をかうのを覚悟 |？
　    で立ち上り、座敷に響き渡るような大きな声で言った。           |し
　    『膣礼させていたたぎます！』                                 |か
　                                  (「横須賀皆殺しブルース」より) |し
　                                                                 |パ
　こいつはただのばかです。                                         |ソ
　                                                                 |コ
　以上何点か取り上げましたが、このように小説を書く上では細心の注意 |ン
　が必要であります。                                               |く
　                                                                 |ら
　                                                                 |い
　                     □　伝言板　□                              |自
　頭かずはそろえておきます。(金正日)                               |分
　袋打さんは睾丸破裂で死亡しました。(竹中)                         |で
　あいつら俺がトイレ行ってる間に悪口言ってたにちがいない。(蒙僧)   |買
　仏語で悪戯電話かけるな！(大田)                                   |え
　俺のチューニングメーターにビールかけたやつはどいつだ！(つよＰ)   |よ
　バックアップよろしく。(塚元)                                     |。
　人の説明するとき山崎よしひろちっくな人、なんて説明するな(田中)   |
　12月12日は新横浜にて暗黒ライブ。(神崎)                           |で
　13日(金)に開催された西荻窪電波会の模様を収めたビデオを入手(人見) |も
　                                                                 |そ
　                                                                 |の
　                     □　特別付録　□                            |前
　          「永久保存版。あなたのマルクス度チェック」             |に
　                                                                 |住
　Ｆ***にいる人間ならば、誰もが自分がどれだけマルクスなのか、知りた|民
　いと思っているはずです。そこで今回特別付録を設けました。自分があ |税
　てはまると思われる項目に丸をつけてください。丸の数によってあなた |を
　のマルクス度がわかります。                                       |ち
　                                                                 |ゃ
　                                                                 |ん
　１：父親はユダヤ人である。                                       |と
　２：プロイセンのライン州トリール生まれである。                   |払
　３：配偶者あるいは恋人は貴族の出である。                         |え
　４：論文『デモクリトスとエピクロスとの自然哲学の差異』で学位を取 |よ
　　　得した。                                                     |な
　５：ヘーゲルはいやなやつだと思う。                               |。
　６：エンゲルスと言う名の友人がいる。                             |
　７：実はそのエンゲルスのことが嫌いだ。                           |そ
　８：ファイエルバッハは私に感謝するべきだ。                       |ん
　９：ドイツから追放された事がある。                               |な
　１０：『資本論』を書いたのは私だ。                               |事
　                                                                 |情
　-----------------------------------------------------------------|で
　結果                                                             |次
　                                                                 |号
　１０個：きちがいです                                             |の
　９〜８個：がんばって！もう一息です。                             |予
　７〜６個：かなりマルクスですが単なる妄想です。                   |定
　５〜３個：すこしマルクスです。                                   |は
　３〜１個：マルクスになれる可能性はほとんどありません。別の道を考 |な
　　　　　　えましょう。                                           |し
　０個：あなたは正直者です。                                       |だ
　                                                                 |。
　おしまい。さよおなら